2003年5月

マルチコンポジット（異素材複合）に注目！ 　80年代から培ってきたコンポジット理論、コンポジット技術の現時点での集大成とも言えるのが『ＴＯＵＲＳＴＡＧＥ Ｖ３０１』です。 　この『ＴＯＵＲＳＴＡＧＥ Ｖ３０１』は、４ピースコンポジット構造で、特許出願中のターボラバーをヘッドに内蔵した構造という点に大きな特徴があります。硬い金属同士のコンポジットがあたりまえだったところに、ゴルフボールのインナーカバーに使われるやわらかいターボラバーを入れたその独創性がそのまま高機能となってあらわれています。 　このターボラバーをいれることにより、重心高さ、重心深さ、スイートエリアの拡大と言った従来の高機能クラブとは差異化された感性にまでこだわった、次世代の高機能を目指して開発したものです。 ツアーステージV301とキャビティアイアン比較 　 キャビティ アイアンC ツアーステージ V301 重心深さ※1 4.3mm 5.2mm スィートエリア※2 100 107 ※1 重心深さの値が大きくなるほど球が上がりやすい。 ※2 キャビティアイアンCを100とした場合の比較。 ターボラバーが生む優れた打感 　ゴルファーが求める機能は、単に打ったときにやさしい、飛ぶといったことだけでなく、そのときの気持ちのよいフィーリング、打音等、感性に訴えるものを求めており、これが重要な要素になっています。ＴＯＵＲＳＴＡＧＥのブランドで出す、アマチュア向けのクラブとして、プロに支持されている軟鉄鍛造アイアンの持つ軟らかいフィーリングを、十分知り尽くしているブリヂストンスポーツだからこそこだわり、従来のチタンフェースアイアンの欠点であるこの打感、フィーリングの悪さを研究し、解消したのがこのターボラバーを内蔵した構造なのです。 　ターボラバーはゴルフボールのインナーカバーに使われているエラストマー樹脂を改良した素材で、やわらかく弾力性があり、最大の機能として振動吸収性があります。ゴルフボールを研究、開発、製造しているブリヂストンスポーツだからこそ発想できる材料なのです。チタンフェースアイアンはこれまで、打感や打球音が硬くて軟鉄鍛造の心地よい打感が得られず、特に芯を外したときなどは手に伝わる振動が大きいのが欠点とされていました。しかしターボラバーを内蔵することによって振動減衰性が高まり、ソフトな打感が得られ、しかも芯を外しても手に嫌な響きが伝わることがありません。まさに、軟鉄鍛造アイアンのフィーリングなのです。 ←BACK (3/4) NEXT→

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