商品をつくる

技術開発・生産本部

Y.S

2010年入社

※ 記事の内容および所属は取材当時のものです

入社の理由を教えてください。

就職活動当時、名実共に世界No.1のプロゴルファーにボールを供給しているという話を会社説明会で聞きました。ゴルフにあまり詳しくない自分でも、そのゴルファーがどれだけ偉大なプレーヤーかは知っていましたので、そのぐらいブリヂストンスポーツの技術開発力が高いという点に魅力を感じました。日本だけでなく、世界を舞台に活躍できるんじゃないか?世界中のプロが使用する製品の開発・製造に関われるんじゃないか?ブリヂストンスポーツであれば、そういった夢を見ることができると思い、入社しました。

現在の仕事内容とやりがいを教えてください。

ボール製造技術部として、ゴルフボールの「製造」に関わる仕事をしています。大きく分けると、①新商品の量産立ち上げ②製造プロセス改善の2点になります。量産立ち上げについては、開発がラボで試作した新商品を、量産前に工場設備で試作する「量産試作」を実施するのですが、この量産試作を全面的に取り仕切ります。原材料・副資材の手配、生産計画の調整、製造プロセスの条件出し・課題抽出、量産試作品の性能評価、デザインレビューの実施と内容は多岐に渡ります。担当した商品が店頭に並んでいるのを見ると、量産試作の苦労が吹き飛んで嬉しくなりますので、この仕事の一番のやりがいとなっています。また、今年からプロが使用する新商品の主担当になりましたので、入社時の夢が一つ叶いました!一方、製造プロセス改善については、どうすれば生産性を高められるか?不良率・製造コストを低く抑えることができるか?等の技術テーマを、要因分析、計画立案、効果の検証・横展開という流れで進めます。時には数千万円の設備投資を伴うこともあります。スケールが大きい分プレッシャーも大きいですが、計画通りの効果が得られた時の達成感は格別です。

学生へのアドバイス

技術系を志望する学生の皆さんには、特に研究活動を大事にして欲しいと思います。私は大学院で機械工学を専攻し、ステンレス材料に関する研究を行ってきましたが、現在の仕事に直接関わることは多くありません(金属加工と設計製図の知識は非常に役に立っています)。ですが、研究については計画立案、実験、結果整理、論文作成・発表といった一連の流れが、そのまま仕事の流れに通じるものがあり、今の自分のベースとなっています。また、結果にこだわるのは大切ですが、その結果に至った要因についてなぜなぜ分析を繰り返し検証する、そういった視点・行動が技術者には必要だと思いますので、これからの研究活動の参考にしてみて下さい。その上で、残り少なくなった学生生活を思う存分満喫して下さい!学生生活で体験したことや、学生時代に出会った仲間は、きっと社会人になった皆さんの助けになってくれるハズです。