新溝ルール

1. 2010年 新しい溝規制について

2010年から新しい溝の規則(以下 新溝ルール)が施行されます。 これは、ラフからのプレーに高い技術を要求し、ゲーム中におけるショットの正確性についての重要さを高めることを目的とした新たなルールです。

アマチュアプレーヤーに新溝ルールの適用が開始されるのは、エリートレベルアマチュアで2014年から、一般のアマチュアにいたっては2024年からの適用となりますので、それまでは“旧溝ルール適合”のクラブをご使用いただくことが可能です。新たなクラブを購入される際の参考としてください。

(1)ルール施行スケジュール

ルール施行スケジュール 表1

一般アマチュア 2024年1月1日から新しい溝の規則に適合したクラブのみの使用に制限されます。
倶楽部競技 旧溝ルールに適合している既存のクラブは、少なくとも2023年12月31日までは使用することができます。
エリートアマチュア競技 2014年1月1日から新しい溝の規則に適合したクラブのみの使用に制限されます。
主要プロツアー競技 2010年1月1日から新しい溝の規則に適合したクラブのみの使用に制限されます。

(2)2010年 新溝ルールに適合するモデル

  1. 2010年 1月 1日以降に発売されたすべてのフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ。
    ※ただし、2010年モデルViQシリーズにつきましては、2009年10月発売のため、新溝ルール適合外です。

  2. 2009年 12月31日以前に発売されたアイアンの中で、例外的に適合している5モデル。
    2010年 新溝ルール適合クラブ

  3. 2009年 12月31日以前に発売されたフェアウェイウッドとユーティリティ(2004年 TOURSTAGE X-BLADE AIRMUSCLE を除く)の中で、ロフトが25°未満のクラブ。

(3)2010年 新溝ルールに適合しないモデル

  1. 2009年 12月31日以前に発売されたすべてのアイアン。
    ※ただし、上記の5モデルにつきましては、例外的に適合となります。

  2. 2009年 12月31日以前に発売されたすべてのウェッジ。

  3. 2009年 12月31日以前に発売されたフェアウェイウッドとユーティリティの中で、ロフトが25°以上のクラブ。

  4. 2004年 TOURSTAGE X-BLADE AIRMUSCLE。
    ※2004年 TOURSTAGE X-BLADE AIRMUSCLE は、ロフトが25°未満であっても、新溝ルールに適合しませんのでご注意ください。


(4)2010年 新溝ルールの概要

  1. 溝の容量を制限すること
  2. 溝の縁の鋭さを制限すること(ロフト25度以上のクラブにのみ適用されます

注:上記1、2のいずれも、ドライバーとパターには適用されません。

なお、この新溝ルールは2010年1月1日以降に発売される全ての新しいクラブに対して適用されますが、2009年までに発売されたクラブは2023年12月31日までは引き続きゴルフ規則に適合として扱われる見込みです。

新溝ルール概要(2009年までの旧溝ルールに追加される規定)1

ドライビングクラブ以外のクラブについて、溝の断面積(A)を溝のピッチ(W+S)で割った値は0.0030平方インチ/インチ(0.0762平方ミリメートル/ミリメートル)以下でなければならない。

新溝ルール概要(2009年までの旧溝ルールに追加される規定)2

ロフト角が25度以上のクラブについて、上図で示されているように測定されたときに、溝の縁は0.010インチ(0.254ミリメートル)以上、0.020インチ(0.508ミリメートル)以下の有効半径を有する実質的な円形状でなければならない。有効半径における0.001インチ(0.0254ミリメートル)以内の偏差は認められる。

出典:(財)日本ゴルフ協会HP

「新溝ルール」の詳細につきましてはJGAホームページ(2010年新しい溝の規則について)またはR&Aホームページをご確認ください。

JGAホームページ:http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/info_groove_regulation.html

R&Aホームページ:http://www.randa.org/